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■ 臨床心理士とは
 臨床心理士とは、文部科学省認可の財団法人日本臨床心理士資格認定協会(以下、協会と略)が認定する、心理の専門家のことです。協会は1988年(昭和63年)に設立され、1990年(平成2年)に文部省(現文部科学省)より財団として認可されています。臨床心理士の資格制度は、1988年に創設され、現在までに15年を経ていますが、平成16年現在、臨床心理士の有資格者は約1万2千人となっています。

 現在、心理の専門家に国家資格がなく、民間の団体が独自にさまざまな資格を制定していますが、臨床心理士は最も社会的に信用を得ている資格であるといえます。なぜならば、臨床心理士の資格は、指定された大学院で心理学の修士号を取得し、さらに資格審査(試験)に合格しなければならず、最もグレードが高い資格だからです。また、試験に合格し、資格認定を得た後も、5年ごとの更新をしなければなりません。資格更新のためには、協会が主催する研修会やワークショップに参加したり、日本臨床心理士会が主催する大会や、協会が認める学会に参加するなど、いくつかの条件が定められています。このように、資格を取得した後も、臨床心理士としての専門性を保つために、日々研鑽を積まねばなりません。

臨床心理士以外にも「心理の資格」や「カウンセラーの資格」を謳うものがありますが、民間の業者が付与している資格のなかには、数日間の講習を受けただけで認定されるものや、高いお金を払わなければならないものもあります。しかも、実際にカウンセラーや心理職として就職しようとするときに、まったく役に立たない資格も少なくないので、注意が必要です。


■ 精神科医とどこが違うの?
 精神科医というのは、医学部を卒業して国家試験を通り、2年間精神科の研修を受けると、日本では精神科医といっていいことになります。日本においては、精神科医は投薬を中心とした医療行為を行うのが主な仕事です。患者さんの症状を聞いたあと、薬を処方するといった薬物療法が中心の精神科医が多いと言われていますが、中には精神療法の訓練をしっかりうけた精神科医もいます。最近では、本格的な精神療法を学ぶためにアメリカに行って精神分析を学んだり、あるいは認知行動療法を学んだりといった精神科医が増えてきています。しかし、一般的には患者さんと50分の精神療法を行っているという精神科医は少ないのが現状です。

 一方で臨床心理士の扱う心の問題は幅広く、「心の病気」とまではいえないものも含め、さまざまな問題の相談に乗ります。たとえば、夫婦間の暴力の問題、児童虐待、不登校、摂食障害、引きこもり、PTSDなどなど、今、社会で注目されている現象も含めて、守備範囲は大変広いです。精神科医との違いというと、臨床心理士は、心理検査や心理療法は行えますが、薬を処方することはできません。そこで、精神科医と臨床心理士が役割分担をし、相互に協力しあって患者さんの治療にあたるということが多くなっています。

 これまで精神科医の仕事は、統合失調症やうつ病という、二大精神病といわれた病気の治療が中心でした。しかし、最近では、不安障害、境界性人格障害、摂食障害、解離性人格障害の患者さんへの治療も珍しくありません。そのため、精神科医と臨床心理士が協力しあって患者さんの治療にあたるということが益々求められています。


■ 臨床心理士の資格を取るには?
 臨床心理士の資格取得のためには、まず、協会が指定する大学院(以下、指定校という)の修士課程または博士課程前期を修了することが条件となります。そして、その後、協会が実施する資格審査(試験)を受験し、合格した者に臨床心理士の資格が認定されます。

 指定校は、第1種と第2種に分けられています。第1種指定校は、大学院の修了後すぐに資格審査の受験資格が得られる大学院であり、第2種指定校は、修了後、1年の心理臨床経験を積んだ後に受験資格が得られる大学院です。ですから、臨床心理士の資格を取ろうと思ったら、まずは指定校に合格することが第一歩となるわけです。

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